治療について
- まず精神科医療の特徴として、他科の先生方と話していて驚かれたのが、薬物療法の効果は検証されておらず、仮説にとどまるということです。
- そればかりでなく診断そのものが、数年ごとに米国精神医学会の出す診断基準に合わせて変わっていきます。数年ごとに診断基準がかわるということは、アメリカでも精神疾患の診断は確立していないということです。
- しかし診断も、治療もしなくてはいけません。完全に解明されていないから、何もしないよという訳には行きません。
- 当院ではお話をしっかりお聞きしてご相談しながら、その方にとって最善の治療を進めていきます。
診療方針
- 当院は全予約制です。
責任をもって診察するため、予約なしの診察は受付けておりません。電話、または数日以上お時間に余裕のある場合にはメールでご予約ください。予約状況によっては他の日をご案内するか、予約外で来ていただく時間を指定します。
- 来院について
予約または当院指定の時刻に、ご来院ください。時間が来るまでは受付できません。
受付までにお手洗い等を済ませてください。お呼びしたときに診察できない場合は、キャンセルと致します。
・ご家族の同席について
必ず事前にお問合せください。直接のご来院はお受けできません。
- 診察
・初診の方は30分を超える時間となります。
・再診
(お話・相談診察)
病状のまだ安定していない方と、お話・相談・ご家族への説明を希望される場合は、こちらの診察となります。
(普通診察)
病状が安定していて患者さんからお話ししたい事のない場合は普通診察(5分以上)となります。 (お話のある方、ご家族同伴の方、また身体状況等で時間のかかる方は、普通診察の予約をお受けできません。)
(お薬外来)
土曜日は初診を除いて、全てお薬外来となり病状安定している方のみ予約をお受けしています。
通常は土曜日に受診されていても、病状不安定になった場合には平日に予約を変更してください。土曜日に診断書発行等のご相談はお受け出来ません。
治療計画
薬物療法を行うか、精神療法を中心に治療するかを決めます。経過によって、随時見直していきます。
また仕事や学校を休む必要があるかの判断も行います。
薬物療法を行う場合は処方箋を出しますので、薬局で調剤を受けてください。